爪痕残したくなる病

スポーツ選手がある時、捻挫をしてしまった。
腫れ・発赤・痛みが出てきてしばらくは戦線離脱した。
その後、痛みも腫れも無くなりトレーニングも再開。
しかし競技になるとイマイチ結果が良くない。整形外科的には完治しているのに。
そんなことが度々あった。

担当の競技コーチは「捻挫」が原因だと思い込み、
知り合いをつたってスポーツトレーナーに選手の体(捻挫)を見てもらった。
競技コーチは捻挫の経緯や経過をトレーナーに細かく話した。
トレーナーは可動域チェックや筋力チェックなど一通り選手の体を見て
「捻挫の後遺症がある。姿勢バランスが崩れている。」と言う。
そして後遺症を改善するための体幹トレーニングを選手にも競技コーチにも教え、毎日やるように指導。
数か月後、また同じトレーナーに見てもらった。
「バランスも良くなっている。継続して教えたトレーニングをやってな。」と言う。
だが、競技結果は不振。むしろさらに低下している。
そうこうしているうちにシーズンは幕を閉じていってしまった…。



以上、トレーナーの「爪痕を残したくなる病」第1章をお送りしました。

結局、何が競技結果不振の原因なのか
どうやって進めていったら良かったのか。
競技コーチは専門外の分野を外注するときにどのように運んだら良いのか。
トレーナーはどういう立場・役割で接していけばよいのか。
そういったことを思考する題材にしてほしいと思います。
答えは選手の中にあるのでありま~す。

※本投稿はフィクションであり実際の選手・競技コーチ・トレーナーは架空の人物であります。
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スポーツ指導現場の専門性について

スポーツ選手に関わる大人は沢山いる。
競技レベルが高くなるほどに関わる周囲の人は多くなる。

監督
コーチ
マネージャー
フィジカル(ストレングス)トレーナー
メディカル(コンディショニング)トレーナー
栄養士
データ分析
通訳
などなど

プロスポーツ団体の場合は上記のスタッフ全てが在籍していることが多い。
アマチュア団体や学校部活動でも「トレーナー」スタッフを在籍させるところもかなり増えてきている。

先日の競泳JapanOpenで
とあるチーム代表者が、チームスタッフの役割について話をしていた。
その中の一つに「トレーナーが張り切り過ぎる」と。
内容を聞いてみると
トレーナーさんが「オレが選手に結果を出させてやる」「パフォーマンスレベルが上ったのはオレのおかげだ」「動きが良くないからオレの言うことを聞け」といった類の言動・行動が目に付くとのこと。
いるよね。こういう感じの態度に出ちゃってる人。
コーチや指導者に比べ、トレーナーという役割が出てきて歴史がまだまだ浅い。
指針となるような人たちも少ない。心得のような書籍や記事もあまり見かけない。

チームの指揮官である監督なりコーチなりが
各スタッフへの役割をキッチリ指導することが必要なのだろう。
コーチングは選手に対してのみならず
チームスタッフに対しても必要であり大切なこと。

知識を武装すると批判をしたくなっちゃうよね。

ネットサーフィンしていると同業者同士での批判をたびたび目にする。
私もその中の一人だと思うが…。

例えば、
スポーツ競技者を対象としているフィジカル(ストレングス)トレーナーたちは
・体幹トレーニングなど不要だ。
・バランストレーニングなんか役に立たない。
・浅はかな知識でバカなこと広めるな。
では、その人たちの主張は何かと言うと。
・ウエイトトレーニングをやりなさい。

批判の本質は、その対象をより良くするために行われるものであるが、
自分の優位性を高めるために同業者を罵るケースも多い。罵ったりバカにしたい気持ちも分かる。その時は気分が良いかもしれないが、何も良い方向には行かないのは自明。私もたくさん経験した…。

最近は、こういったモノを目にするたびに「三方良し」の精神で活動していきたいなぁ〜。と思ったりもする。実際、三方良しとなることなんて滅多に無いのかもしれないが。そういう心持ちでね。
本当にダメなヤツには、それなりに対応していかなくてはならないが。

何より、しっかりと目的を定めてそれに向かって「共に」実践していきたいものである。共にガンバりましょう。

プロフィール

YY

Author:YY
新潟から世界で戦う身体と思考をサポートしています。

【3つの顔】
①スポーツ競技コーチ
②フィジカルトレーナー
③鍼灸師

担当経歴
・リオオリンピック代表選手
・プロゴルファー
・競輪選手
・プロサッカー選手
・競泳日本代表選手
・オープンウォーター日本代表選手
・プロ格闘家

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